膝関節痛

軟骨の磨耗・骨の変形などはX線やエコーで見ることができますが、軟骨や骨に神経は分布していません (骨膜にはある程度の痛みをキャッチする神経が存在します)。
このことは痛みを生じている組織が骨にあまり関わらないことを意味しています。

関節の痛み治療で重要なことは、関節の周囲の筋・腱・靭帯と関節包の弛緩です。
痛みの神経が分布する組織は、筋膜と関節包だからです。

反応点は

  1. 固有の筋肉の境目を超えて広く現れる 場合、 関節包など
  2. 筋繊維の方向に従って現れる 場合は、筋肉の緊張ととらえます。

鍼灸施術は、関節内のリンパ液の流れを改善して関節包の緊張を和らげ、筋肉を弛緩させて痛みを和らげます。