痛みとは?
痛みは、感覚神経の先端に備わるセンサー (受容器) が感じ取ります。
その情報は神経を介して脊髄〜脳 (大脳感覚野) に伝えられ痛みを覚えます。
痛みには化学的・物理的(熱・機械刺激)に反応するセンサーがあり、
その中で、強い痛みになりやすいのは物理的センサーが反応した時です。
動こうとした瞬間に激痛に見舞われるのは機械刺激にセンサーが、そして、
じわじわと痛む場合は化学的センサーが応答したものと考えられます。
頭重のような圧迫感は筋肉の緊張が腱を引っ張った状態のものです。
ギックリ腰のようにトイレにも行くのが大変な強烈な痛みほど、
痛みの範囲が広く表在性の痛みと言われています。
このように多くは、広い範囲の筋膜に備わった機械刺激センサーによってもたらされます。
当院の反応点治療では、反応点を刺激して筋肉を弛緩させる、
同時に内臓器官など(筋肉の緊張を誘導した根本原因)を並行して手当てを行います。
各部の痛みと対応について簡略にお示しします。
つらさ | 根本原因 | 発痛部 |
頭痛・頭重 | 鼻・喉・航空・リンパ節 | 前頭筋・後頭筋・側頭筋・帽状腱膜頚部筋 |
腕・肩背部 | 気管支・肺・心臓 | 肩関節構成筋・前腕の筋 健康間部の筋・広背筋 |
脇の痛み | 消化器・腎臓 | 下部肋間痛・腹部痛 |
腰痛・臀部痛 | 泌尿器・生殖器 | 臀筋群・腰部筋 |
膝・下肢・坐骨神経痛 | 泌尿器・生殖器 | 臀筋群・下肢の筋 |
各部の神経痛・脊柱管狭窄症などで痛みの伴う場合の多くに、神経の疾病で無いことが多いようです。
多くは筋膜の歪みによる機械刺激センサーの興奮です。筋肉を弛緩させることで対応が可能です。
***痛みを伝える神経は、活動電位と呼ばれる信号で脊髄〜脳へ伝えられます。
その信号は電気に反応する性質があります。しかし、圧迫など遮断の場合反応しないことが知られています。